コンセプト
D-ecrudesign / ディエクリュデザイン アップサイクル素材から生まれたエレガンス
D-ecrudesign / ディエクリュデザイン は、ブランドディレクターで七宝アーティストの徳永彌生が、ステンレスの端材を使って創りだす、透かし模様のボタニカルデザインをモチーフとしたアップサイクルでハンドメイドのテーブル&インテリアデコレーション、アクセサリー、ペットアイテムのブランドです。
100年近く続く自社の水門製造会社が、製造過程で排出するステンレス端材の美しさに魅せられ、スクラップになってしまうことをもったい無く思い、アップサイクルなデコレーションアイテムのブランド D-ecrudesign / ディエクリュデザイン を2011年に立ち上げました。めっきコーティングせずに輝きを出す、環境にやさしい研磨方法を可能にする機械を考案し、「D-ecru polissage© / ディエクリュポリサージュ」製法を確立。デザインから商品完成までのプロセスをほぼ自社工場内で行い、最終工程は手作業で立体的に作り上げています。
テーブル&インテリアデコレーションに用いられるステンレス SUS304 (X5CrNi18-10) は、錆にくく、めっきコーティングしないので禿げることがありません。丹念に磨き上げ際立った輝きを生み出すサステナブルな手法で、何世代にも渡って長く大事に使える製品が完成しました。またサージカルステンレス 316L(X2CrNiMo17-12-2) を使用する海水が混じる河口用の水門の端材からは、直接肌や口に触れるアクセサリー、ペット用アイテムを製作しています。
D-ecrudesign / ディエクリュデザインが提案する新スタイルのエレガンス
コレクションしている銀食器が、飾っているうちに黒ずんできたり、いざ使おうとすると磨くことから始めなければならない。このような経験を元に徳永彌生が、現代のライフスタイルに適した新しいデコレーションを提案します。
銀食器が刻んできた歴史と文化を尊重しつつ、水、熱、衝撃に強く丈夫で使いやすく、お手入れが簡単で食洗機にも対応するステンレスの実用性の高い性質を活用。磨き上げた銀食器から得る喜びと同質の、エレガントで華やかで美しいデコレーションを叶えるアイテムは、銀食器や陶器とのコーディネートも美しく完成させます。
デザイナー
七宝焼の手法で無機質なステンレスに優しさと温かみを
徳永彌生は、幼少期から山と川に囲まれた自然の中で過ごし、植物がせわしない日常を癒してくれる大事な存在だと感じていることから、植物をメインのデザインモチーフにしています。
線で自由な表現をする銀線七宝や書割七宝の手法で手描きされたデザインをレーザーでステンレス板から切り出し、七宝焼で用いる木槌と木台で自然なカーブをつけて立体的に仕上げる。
ステンレス製品に通常用いられる、板を切り抜く手法と異なり、枠に囚われずに活き活きと成長する葉や花々を表現しています。
木漏れ日のように美しく光を反射するステンレスをボタニカルデザインに創りこみ、無機質の素材に優しさと温かみを加味。
生活の様々なシーンに植物を取り込めるようなラインアップが特長です。
Brand Director & Designer
徳永彌生
東京都出身。
成城大学在学中に現代七宝工芸家 長林保子氏に師事。
日本七宝指導者協会正会員として七宝作家の活動を始める。
以来、日本七宝指導者協会理事を5年務め、協会展、現代工芸神奈川県展などに出品。
結婚を機に嫁ぎ先の水門製造会社に入社。スクラップになるステンレスの端材の有効活用について思案。七宝工芸の経験から、硬くて加工の難しいステンレスを透かし模様にデザインし、手仕事で立体的にすることに思い至り、2011年にD-ecrudesign / ディエクリュデザインを創立。
デザインから製造の各プロセスに至るまで一から立ち上げ、独自の研磨製法「D-ecru polissage© / ディエクリューポリサージュ」を確立。
環境にやさしく、手間暇をかけた丁寧な手磨きと機械磨きを組み合わせたユニークな製法は現在商標登録出願中。
オリジナルの透かし模様のデザインに切り出したプレート状のステンレスを、手仕事で立体的に創り上げる。ハンドクラフトにこだわった独自の製作プロセスを確立し、エレガントなステンレスアイテムの提案をしている。
歩み
ハンドクラフトのエレガンスで日常を楽しく
D-ecrudesign / ディエクリュデザインでは、ハンドクラフトのエレガンスを広めるべく、老舗百貨店、テーブルデコレーション展示会、アーティストやテーブルウェアブランドと協業した活動を展開。
2023
家族の大事な一員であるペット用アイテムが加わる。
2022
ミヤザキ食器のコンテンポラリーブランドMーSTYLEから製作依頼を受注。OEMで和のデザインを用いた透かし模様のプレート、グラススタンド、テーブルバスケット類を製作。ドイツ・フランクフルト Ambiente にも出品。
2021
表参道アニベルセルカフェ、2022年より渋谷エクセルホテル東急「ア ビエント」でアフタヌーンティー周りのアイテムが採用される。
2018
大阪のクリナップショールームで年間を通じ季節に合わせたテーブルデコレーションのディスプレイを展開。
2016
テーブルウェアフェスティバル出展。My Styleセレクションブースに連続出展。
2014
料理研究家やシュガーアートアーティストなどとコラボレーションをし、テーブルコーディネートの提案を促進。
2012
日本橋高島屋、新宿伊勢丹、日本橋三越、梅田阪急などの老舗百貨店でのポップアップストア、催事出展、常設展示を開始。